ちゃんこ鍋の起源
うるふでは第58代横綱千代の富士・前九重親方監修の『九重部屋秘伝のちゃんこ鍋』をご提供しております。
ちゃんこ鍋とは力士の体づくりに欠かせない料理の一つです。一度に簡単で大量に調理することができるうえに栄養のバランスがよく、鍋を囲むことで連帯感も生まれるため、力士の食事に適しています。
「ちゃんこ」と聞くと「ちゃんこ鍋」を想像する方が多いかもしれませんが、本来は相撲部屋の力士が作るすべての料理を「ちゃんこ」と言います。つまりカレーライスや、お味噌汁なども相撲部屋にいる力士が作った料理は「ちゃんこ」と呼ばれます。
「ちゃんこ」の由来は諸説あります。
・父さん・爺さんを意味する「ちゃん」に「こ」が付けられたものであるとする説。
・かつて若い力士が、炊事番のおじさんを親しみを込めて「チャン」と呼んでいたのが、いつからか「チャンコ」になっていたという説。
・親方を父になぞらえ「チャン」、弟子を「コ」として親方と弟子で食事をする事である説。
などの父由来説。
また
・江戸時代初期に中国から長崎に伝来した鍋の唐音あるいは転訛であるとする説。当時、長崎へ巡業した職業力士が大鍋料理を「チャンコ」と称したというもの。
・中国を指すチャンと、中国語で「鍋」を指すのコ(クオ)が組み合わさったものという説。
・座人屋敷の中国人を意味するとの説。
などの中国語由来説。
ちゃんこ鍋は昔から具材や出汁に鶏を使うことが多いです。これは、牛や豚などの四足歩行の肉を使うことは「手をつく=負ける」といったイメージがあり、縁起を担ぐために避けられていたためです。鶏は「二本足=手をつかない」ということで縁起が良いとされ、ちゃんこなべには鶏が多く使われます。しかし、現在では毎日食べても飽きないように昔は使われなかった豚肉や牛肉も使われることもあります。
第58代横綱千代の富士・前九重親方監修の『九重部屋秘伝のちゃんこ鍋』は九州産を中心とした栄養バランスがとれた食材を鶏ガラベースの塩味スープです。
しなやかで強靭な体づくりのために、食へのこだわりを貫いてきた前九重親方の監修による『九重部屋秘伝のちゃんこ鍋』をご堪能ください。